
プロでも難しい“毎回同じ味”。家のコーヒーで気にすべきはたった2つだけ!
「コーヒーを毎回同じ味に淹れられないんです。どうしたらいいですか?」
お店でも、お客様からよくいただくご相談です。
確かに、朝は美味しく淹れられたのに、次の日はちょっと薄かったり、逆に濃すぎたり…。
同じ豆を使っているのに味がバラつくと、「自分の淹れ方が悪いのかな?」と不安になる方も多いと思います。

でも実はこれ、プロでも“毎回まったく同じ味”を出すのはとても難しいことなんです。
豆の挽き具合、お湯の温度、注ぐスピードや量の管理、そして味を判断する舌…。
細かく数値をコントロールしないと、同じ味は再現できません。
だからこそ、プロの現場では専用の器具を使い、徹底的に管理をしています。

では、家でコーヒーを楽しむときに、そこまでやる必要があるでしょうか?
答えは「NO」です。むしろ、もっと気楽に考えて大丈夫。
今回は、家でコーヒーを美味しく安定させるために気にすべきはたった2つ──「1:15のバランス」と「豆選び」についてご紹介します。
プロの世界ではここまで管理する
コーヒーを毎回同じ味に仕上げるには、実はとてもシビアな管理が必要です。
プロの世界では、こんな道具や方法を駆使して一杯を淹れています。
1. ミルで挽き具合を一定に

豆を挽く大きさがバラバラだと、同じ豆でも味が毎回違ってしまいます。
細かすぎれば苦く、粗すぎれば薄くなる。
だからプロは、粒度が揃う電動ミルを使い、設定を一定に保ちます。
2. 温度計でお湯の温度を管理

「85℃と90℃」──たった5℃の差で味は大きく変わります。
プロは温度計を使い、狙った温度で安定して注ぐようにしています。
3. スケール(はかり)で正確に量る

豆の量もお湯の量も、1gの違いが味に直結します。
デジタルスケールを使い、毎回きっちりと量ります。
4. ドリップポットでお湯を均等に注ぐ


太い口のケトルではお湯がドバッと出てしまい、粉の膨らみ方が安定しません。
注ぎ口の細いドリップポットを使い、ゆっくり均等に注ぐことで、味を安定させます。
5. タイマーで抽出スピードを一定に

お湯を注ぎ始めて、次は何秒後に注ぐか。それと同時に何g注ぐか。
プロは写真のようなタイマーとgが同時に測定できる特別な計量器で管理しています。
6. 最後に必要なのは「舌」

器具や数値で管理しても、最後は味を感じる舌が頼りです。
今日は少し酸味が強い、もう少し苦味を立たせたい…。
そんな微調整を毎日繰り返しているからこそ、安定した味が出せるのです。
家のコーヒーで気にすべきはたった2つだけ
プロのように温度計やストップウォッチを揃えなくても大丈夫。
家庭で安定して美味しいコーヒーを楽しむために、大切なのはたった2つだけです。
1. 「1:15のバランス」を守る
コーヒーは「豆の量」と「お湯の量」のバランスで味が決まります。
基本は“豆1に対してお湯15”の比率。

- 豆10g → お湯150ml
- 豆15g → お湯225ml
この比率を守るだけで、味のブレはぐっと減ります。
あとは「今日は少し濃いめにしたい」「軽めに飲みたい」と思ったら、この比率を基準に微調整すればOK。
こちらの記事も参考にしてください↓
コーヒー豆の量は一杯分で何グラム?杯数ごとの適切なコーヒー豆の量とは
2. 「豆選び」を間違えない
どんなに丁寧に淹れても、使う豆が美味しくなければ安定した味は出ません。
豆選びは味の方向性を決める一番大事な部分です。

まずは自分の好きなタイプを見つけることが、コーヒーを毎回美味しく飲む一番の近道です。
こちらの記事も参考にしてください↓
自分の好みに合ったコーヒー豆を選ぶためのポイント
プロの世界では複雑に管理していることも、家庭ではこの「1:15」と「豆選び」の2つさえ意識すれば十分。
難しく考えず、今日の一杯を楽しむことが大切です。
まとめ:今日の一杯を気楽に楽しもう
「毎回同じ味に淹れられない」という悩みは、多くの方が抱えています。
でも、安心してください。プロでさえ、数値と器具を駆使して細かく管理しなければ、完全に同じ味を再現するのは難しいんです。

家庭でコーヒーを楽しむときに大切なのは、“1:15のバランス” と “豆選び” の2つだけ。
この2つを意識するだけで、味はぐっと安定して、毎日のコーヒー時間がもっと豊かになります。
そして何よりも、コーヒーは「気楽に楽しむもの」。
完璧な再現を目指すより、その日の気分に合った一杯を淹れることが、毎日の暮らしをちょっと良くしてくれるはずです。
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今日の一杯を気楽に、そしてちょっと特別に。
それが、家で楽しむコーヒーのいちばんの魅力です。