【コーヒーの知識】コーヒー豆の量は一杯分で何グラム?杯数ごとの適切なコーヒー豆の量とは

【コーヒーの知識】コーヒー豆の量は一杯分で何グラム?杯数ごとの適切なコーヒー豆の量とは

コーヒーをドリップするときに、

『コーヒー豆の量は何グラム使ってドリップするのが正解なんだろう?』

と気になっている方は多いんじゃないでしょうか。

僕もドリップをはじめた当初はコーヒー豆の量が分かりませんでした。


コーヒーは使う豆の量と抽出量のバランスによって味が変わります。
さらに、コーヒー豆の量をしっかり計測して淹れると、コーヒーの味が毎回安定して表現することができます。
 
今回は、1杯分、2杯分など、抽出する杯数ごとの適切なコーヒー豆のグラム数を解説します!

これを見れば、明日からのコーヒータイムの理解度がグッと上がりますよ。
ぜひ最後までご覧ください!

 

結論:1杯に使うコーヒー豆は10グラムです

まずは最初に結論から。

杯数ごとのコーヒー豆のグラム数は以下の通りです。
ここで大切なのは、コーヒー豆の量だけでなく、それに対するお湯の量(抽出量)にも注目してください。
コーヒーの味は、コーヒー豆の量と抽出量のバランスで決まります!

■1杯分(150cc)  10グラム
■2杯分(300cc)  20グラム
■3杯分(450cc)  28グラム
■4杯分(600cc)  36グラム

 
2杯分までは10グラムずつ増えて、それ以降は8グラムずつ増やしていくとちょうどいいです。

つまり、5杯分だと44グラム、10杯分だと84グラム、といった感じ。

 

注意点は1杯分が150ccとコーヒーカップを想定しています。
(ちなみにコンビニのコーヒー(レギュラーサイズ)もだいたい150ccですね)

左:コーヒーカップ(150cc) 右:マグカップ(250cc)


いつもコーヒーを飲む時に使っているのがマグカップの場合は、マグカップの大きさ次第では1杯分が250ccくらいになる可能性があります。
その場合は15グラム〜18グラム程度必要になります。

ご自宅で使うカップがどれくらいのコーヒーが入るかによって、適切なコーヒー豆を計算してみてくださいね。 

 

ナゼ使う豆の量で味が変わるのか?

1粒のコーヒー豆に含まれている美味しい成分は分量が決まっています。

ドリップすると、最初にその美味しい成分が抽出されて、次第に美味しい成分が尽きていき、後半に雑味が抽出されます。

つまり、美味しい成分だけを抽出して、雑味が抽出される前にドリップをストップすることができれば、美味しいコーヒーとなるわけです。

ここでみなさんにイメージしてほしいのですが、

A .たくさんのコーヒー豆を使って少量のコーヒーを淹れる

B .ちょっとのコーヒー豆を使って大量のコーヒーを淹れる


どちらが美味しいコーヒーでしょうか?

 

これは言うまでもなくAのコーヒーですよね。

Bのコーヒーは味が薄いか、もしくは雑味だらけのコーヒーなのが想像できます。

 

このように、1杯あたりコーヒー豆の量をたくさん使えば使うほど美味しいコーヒーにすることができます。(実はめっちゃシンプル)

ただ、そうすると1杯あたりのコストが上がるので、自宅で飲むコーヒーがめっちゃ高級なコーヒーになってしまいます、、、。

なので、美味しさとコストとのバランスを考えて、自宅で飲むのに適切な豆の量は1杯あたり10グラム程度になります。

 

美味しいコーヒーの淹れ方についてはコチラの記事をご覧ください↓

  

どうやって計るのがいいか?

コーヒー豆の適切な分量が理解できたところで、コーヒー豆の量ってどうやって計っているのでしょうか。

豆の計り方には2種類あります。

①コーヒーメジャーで計量する

コーヒー各メーカーから様々な形のコーヒーメジャーが販売されています。
また最近では木工の作家さんも味のあるコーヒーメジャーを手彫りされている方も多いです。

コーヒーメジャーだと、コーヒー豆をすくうだけで簡単に計量できるので大変便利なのですが、実はメーカーによって規格が異なり計量できる容量が違うんです

例えばコーヒーの主要メーカーのメジャースプーンは1すくいが以下の量です。

・メリタ 約8グラム

・カリタ 約10グラム

・ハリオ 約12グラム

ちなみに僕が使っている椿井木工のコーヒーメジャー『ワグテイル』だと1すくい10グラムでした。

 

②キッチンスケールで計測する

コーヒー屋さんやプロのバリスタはだいたいスケールを使って正確なグラム数を計量しています。

コーヒーを淹れる度にスケールを準備しないといけないので手間はかかりますが、正確に計量することで毎回同じ味に淹れることができます!

 

2杯分は20グラムなのに、3杯分は30グラムじゃないの?

さて、ここで1つの疑問が。

1杯分と2杯分は10グラムずつ増えているのに、3杯分以上は10グラムずつではなく8グラムずつ増えていますね。
つまり、1度に淹れる杯数が多いほど1杯あたりの豆の量が少なくて済む計算になります。

1度に淹れる杯数が多いほど1杯あたりの豆の量が少なくて済む理由は、2杯・3杯とコーヒー豆の量が増えるにつれてドリップのお湯がドリッパー内に滞留する時間が長くなるためです(1杯分淹れるより、3杯分淹れた時の方が抽出にかかる時間が長くなる)。

お湯とコーヒーの触れ合う時間が長いほどコーヒーが濃くなるため、1度に淹れる杯数が多いほど豆の量は少なくて済むのです。  

まとめ 

コーヒー豆の適切な量は1杯(150cc)あたり10グラムです。

使う豆がこれよりも多ければ濃い味になりますし、これよりも少なければスッキリした味になります。

濃いコーヒーが好きな人もいれば、スッキリしたコーヒーが好きな人もいます。
つまり、適切な量は人の好みによって変わる、とも言えます。

今回の1杯10グラムというのを1つの基準として試してみて、もう少し濃い方が好きなら豆の量を増やす。スッキリした味が好きなら豆の量を減らす、といった具合に試しながら自分の好みの味と自分の適切な量を探ってみてください

 

ちなみにコーヒーの『濃度』は豆の量によってある程度は調整できますが、苦みや酸味のバランスまでは変えることができません。

今、飲んでいるコーヒーの味に満足できていないという場合は、コーヒー豆を変えてみることもオススメです。

大事なのは、淹れ方よりも、豆の選び方です。参考記事はコチラ↓

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その他:コーヒー豆の挽き方について

コーヒー豆の適切な量を理解していただいたところで、挽き方でも味がグッと変わることはご存知でしょうか?

でも、粉に挽く時の粗さってどれくらいがいいの?
と、迷うことありませんか?

ヤマとカワがオススメする挽き具合の粗さは、ズバリ中挽きです。
中挽きとはグラニュー糖くらいの大きさで、約1.0㎜~1.5㎜くらい。
これくらいの粗さだと、ペーパードリップでコーヒーの成分をしっかり抽出できます。

さらに詳しい解説はコチラの記事をご覧ください↓