
アイスコーヒーを完全攻略!レシピや保管方法を徹底解説します
木々も芽吹き、初夏の足音が聞こえてきます。もうすぐアイスコーヒーの季節になりますね。
皆さんはアイスコーヒーをどのように作ってますか?
なんとなく「濃いめにドリップして氷で冷やせば出来上がり」と大雑把なレシピで淹れていませんか?
この記事ではアイスコーヒーの美味しいレシピの紹介と、どんな豆がアイスコーヒーに向いているかや、作ったアイスコーヒーは何日保管できるかなども徹底解説します。
このブログを読んで、夏に向けた準備をしましょう!
アイスコーヒーに向いている豆はどんな豆?
まずは豆の選び方から見ていきましょう。
アイスコーヒーにはどのコーヒー豆が良いのでしょうか?

ヤマとカワ珈琲店としては、みなさんのお好みに合うコーヒー豆をアイスコーヒーに使うのが一番だと考えます。
基本的にはどのコーヒー豆をアイスコーヒーにしても大丈夫です。
美味しい・好みに合ったコーヒー豆は、ホットでもアイスでも美味しく淹れられます。
ただ、もう少し深く解説をすると、アイスコーヒーはホットよりも酸味を感じやすいという特徴があります。
なので浅煎りコーヒーでアイスコーヒーを作ると酸味がより強調されて「酸っぱすぎる」と感じる可能性があります。
ですので、深煎りから中深煎りくらいの豆でアイスコーヒーを作って、キリッとした苦味を楽しむのがオススメです。
ヤマとカワ珈琲では、深煎りの『アイスコーヒーブレンド』を販売しております。夏の暑さを吹き飛ばすような爽快感とナッツのような飲みごたえのある味わいに仕上げました。↓
アイスコーヒーの抽出に適した器具はどれ?
次に、アイスコーヒーを淹れるのにオススメの抽出器具をご紹介します。
今ご自宅で使っているドリッパーやコーヒーメーカーを自由に使っていただいて大丈夫ですが、「ドリッパーを複数種類持っている」という方や、「これから新しくドリッパーを買おうと思っている」という方はこの項目を参考にしてください。

アイスコーヒーを淹れる時は、酸味を抑えて苦味を引き立たせるのが美味しく淹れるポイントです。
では、苦味を出しやすいドリッパーはどれなのでしょうか?
メジャーなドリッパーの中では、ハリオV60が苦味を引き出しやすくてオススメです。
ハリオV60ドリッパーは、
・プラスチック製
・有田焼のセラミック製
・透明度の高い耐熱ガラス製
・クールな金属製
と種類が豊富で、好みに合わせて選ぶことができます。深煎りから中煎りまで様々な煎り具合に対応できるため、自分らしいコーヒータイムを演出したい方にもオススメのドリッパーです。
ハリオV60ドリッパーの使い方はこちらの記事をご覧ください↓

【ドリップの王道器具!ハリオV60ドリッパーの基本の淹れ方】
他には、手入れに少し手間がかかりますが、ネルドリップもオススメです。
ネルでじっくり丁寧に淹れたコーヒーは円やかなオイル感とコクがあって、優雅な気持ちになれます。
ネルドリップについてはこちらの記事でも詳しく解説しています↓

【コーヒーオイルがクセになる!ネルドリップの美味しい淹れ方】
美味しいアイスコーヒーのドリップレシピを紹介
それではいよいよ、美味しいアイスコーヒーのドリップレシピをご紹介します。
1杯用レシピと2杯用レシピをご紹介しますので、一人で飲む時も、誰かと飲む時もこちらのレシピで淹れてみてください。
まずは、こちらが準備するもの一覧です

写真左から時計回りで、
■ハリオV60ドリッパー&サーバー
■タカヒロ コーヒードリップポット雫
■氷
【1杯用レシピ】
用意するもの
・コーヒー豆 17g 中挽き
・お湯 90℃
・氷 70g
時間 注湯量 合計湯量
0:00 30cc 30cc
1:00 30cc 60cc
1:40 40cc 100cc
2:20 40cc 140cc
3:00 ドリップ終了
氷70gを入れて急冷させる
【2杯用レシピ】
用意するもの
・コーヒー豆 32g 中挽き
・お湯 90℃
・氷 140g
時間 注湯量 合計湯量
0:00 60cc 60cc
1:10 60cc 120cc
2:00 80cc 200cc
2:50 80cc 280cc
3:40 ドリップ終了
氷140gを入れて急冷させる
アイスコーヒーは濃く抽出して氷で薄めるため、蒸らしの時間も長めに取るのが美味しく淹れるコツです。
ホットコーヒーよりも長く蒸らすので心配になってしまうかもしれませんが、是非こちらのレシピで淹れてみてください。
それでは、抽出ステップを順番に解説していきます!
①コーヒーの粉をセットする

コーヒー豆を1杯分だと17グラム、2杯分だと32グラムを中挽きにしてドリッパーにセットします。今回は2杯分を抽出してみます。
蒸らしの前にドリッパーをトントンと軽く叩いて粉を平らな状態にしておくと蒸らしのお湯が注ぎやすくなります。
挽き具合についてはこちらの記事を参考に↓

【コーヒーの基礎知識!コーヒー豆の『挽き具合』どれくらいがいいの?】
②蒸らしをする

全体的にまんべんなくお湯が行き届くように注いで蒸らします。
この時のお湯の温度は90℃くらいがオススメです。
蒸らしについてはこちらの記事も参考に↓

【コーヒーの知識!蒸らしの効果とは?】
③抽出する

蒸らしが完了したら、中心から円を描くように注ぎます

泡が膨らんだら、一旦注ぐのを止めて

レシピの時間に沿ってお湯をまた注ぎます

④抽出完了

適量まで抽出がすすんだら、泡が全て落ちきる前に抽出を終了させましょう。
この時点のサーバーにあるコーヒーは濃いめに抽出ができている状態です。
⑤氷で急冷させる


あらかじめ準備した氷をサーバーに入れてコーヒーを急冷させましょう。
⑥グラスに注いでできあがり!

グラスに氷をたっぷり入れて、完成したアイスコーヒーを注げば完成です!
じっくりドリップして急冷させたアイスコーヒーはキリッとした苦味があるのに爽快感もあって、とても贅沢な時間を過ごせます。喫茶店にも負けないような本格的なアイスコーヒーをお楽しみください。
抽出方法別・アイスコーヒーの保管方法と保管日数
最後に、作ったアイスコーヒーの保管日数をご説明します。

作ったアイスコーヒーは、すぐに飲まない分は必ず冷蔵庫に入れるようにしてください。常温では酸化しやすく味の劣化が早くすすみます。
美味しく飲める期間(賞味期限)は抽出方法によって異なります。
・ペーパードリップ/ネルドリップ…抽出後2日以内
・金属フィルター…抽出の翌日まで(微粉が入るため)
・水出しコーヒー…抽出後3~4日以内
ご自宅で淹れるコーヒーは、このようにあまり長く保存はできません。
それでもできるだけ長く楽しむためには、
・抽出はハンドドリップか水出し
・冷蔵庫で保管する
・保管容器は密閉性の高い容器をつかう
これらがポイントになってきます。
アイスコーヒーを美味しく長く楽しむには、コーヒーを抽出した後すぐに急冷することです。コーヒーの温度が高いと、コーヒーの成分が変化したり酸化が早く進んでしまいます。抽出したらすぐに氷を入れて急冷し、密閉容器にうつして冷蔵庫で保管し、3日以内に飲み切りましょう!
〈執筆:山下まあや、監修:ヤマとカワ珈琲店〉
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