【夏までに知っておきたい】キリっとした苦味がうまい!アイスコーヒーの作り方
キリっとした苦味がうまい、アイスコーヒーの季節がもうすぐやってきます。
本格的なアイスコーヒーを家で淹れることができれば、夏の暑い日が待ち遠しくなります。
「家でアイスコーヒーを作ると、どうしても薄くなって美味しくできないんだよねー、、」
なんて声もよく聞きますが、キリっとした苦味をしっかり抽出するには『豆のグラム数』と『氷を入れるタイミング』がポイントになります。
水出しアイスコーヒーもいいけれど、一手間かけてドリップ急冷式のアイスコーヒーは香りと苦味が全然違います。
今回は急冷式のアイスコーヒーの作り方について詳しく解説していきますね!
アイスコーヒーの歴史
日本でアイスコーヒーの歴史は古く、明治期にコーヒーを冷やして飲み始めたのが発祥とされています。
当時は「冷やしコーヒー」と呼ばれていたそうです。
一番古い記録では、文筆家の石井研堂という人が『明治事物起源』で氷コーヒーというメニューがあることを記載しています。
引用 wikipedia
ちなみに僕の出身地の大阪では、アイスコーヒーを「冷コー(レイコ―)」と呼ぶことがあります。(今も使ってるのか?)。これは冷やしコーヒーを省略したものだと言われていますね。
一方、世界のアイスコーヒーの発祥を見てみると、アメリカでは1920年頃に大手コーヒーメーカーが夏場のコーヒー需要を促すためにコーヒーを冷やして飲む方法を提案したそうなのですがあまり定着せず、
本格的に飲まれるようになったのはスターバックスがアイス系の商品展開をはじめた1990年代からだそうです。
そう考えると、アイスコーヒーは日本が先行していた文化なんですね~。
アイスコーヒーに適した豆は?
「アイスコーヒーに合う豆は何ですか?」と、よく質問をいただきますが、
ズバリ答えを言いますと、「どの豆でもアイスコーヒーにしてOK!」です。
苦味系の豆をアイスコーヒーにするとキリっとした苦味が爽やかなアイスコーヒーになるし、
酸味系の豆をアイスコーヒーにすると華やかさがさらに昇華したアイスコーヒーになります。
結局は「自分の好みに合った豆をアイスコーヒーにする」のが1番なんですが、1つだけ注意点があります。
それは『味覚の温度特性』です。
人間が感じる味の強弱は温度によって変わります。
甘味や苦味は冷たいと感じにくく、酸味は冷たいと感じやすくなります。
つまり、アイスコーヒーにするといつもより若干酸味よりなコーヒーに感じてしまうということです。
このことを少し意識しながらお好みの豆を選んでいただけると、美味しいアイスコーヒーを楽しめると思います!
ちなみに僕は深煎りの東ティモールを使って、キリっとしたコーヒーをゴクゴク飲むのが好きですね。
ヤマとカワ流アイスコーヒーの作り方
ヤマとカワ流アイスコーヒー淹れ方、今回はハリオV60ドリッパーを使って説明しますね。(もちろん、ハリオ以外のドリッパーでも同じように淹れることができます!)
まずは、こちらが準備するもの一覧です
写真左上から時計回りで、
■ビーカー(抽出量が一目で分かるので便利)
■ハリオV60ドリッパー
■ケトル
■ペーパーフィルター
■デジタルスケール
それでは、抽出ステップを順番に解説していきます!
①コーヒーの粉をセットする
コーヒー豆を1杯分だと15グラム、2杯分だと25グラム、3杯分だと35グラムを中挽きにしてドリッパーにセットします。
今回は2杯分(350cc)を抽出してみます。
この時ドリッパーをトントンと軽く叩いて、粉を平らな状態にしておくと、蒸らしのお湯が注ぎやすくなります。
挽き具合についてはこちらの記事を参考に↓
【コーヒーの基礎知識!コーヒー豆の『挽き具合』どれくらいがいいの?】
②お湯を注いで蒸らす
全体的にまんべんなくお湯が行き届くように注いで約30秒蒸らします。
この時のお湯の温度は90℃くらいがオススメです。
蒸らしについてはこちらの記事も参考に↓
【コーヒーの知識!蒸らしの効果とは?】
③抽出する
中心から円を描くように注ぎます
泡が膨らんだら、一旦注ぐのを止めて
粉の中心が凹みはじめたら、また注ぎます
これを繰り返します。
④コーヒーの抽出完了
ホットコーヒーではこのまま適量(350CC)まで抽出しますが、アイスコーヒーの場合は200CCで抽出を完了します。
ホットコーヒーであれば25gのコーヒー豆から350CCくらい抽出できますが、アイスコーヒーも同じように350CC抽出した後に氷を入れて急冷させると、とても薄いコーヒーになってしまいます。
抽出し続けてホットコーヒーにしても、氷で急冷させてアイスコーヒーにしても、25gの豆からは350CCのコーヒーができあがると覚えておきましょう!
⑤氷で急冷させる
アイスコーヒーが350cc完成しました!
まとめ
ご自宅でも、喫茶店で飲むようなキリっとしたアイスコーヒーを淹れるためには、『豆のグラム数』と『氷を入れるタイミング』がポイントです。
水出しアイスコーヒーもいいけれど、一手間かけてドリップ急冷式のアイスコーヒーをぜひお試しください!
アイスコーヒーを作るならこのコーヒー豆がオススメ
東ティモール深煎り
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