Interview06
【#お客様】山口良太さん(定期便をご利用:大阪府大阪市在住)

【#お客様】山口良太さん(定期便をご利用:大阪府大阪市在住)

大阪でデザインのお仕事をされている山口良太(@slow_camp)さん。2016年にヤマとカワで出会ってからお互いのSNS上でコメントをしあうくらいの繋がりでしたが、同世代・フリーランス・父親という似た境遇であることから「いつかガッツリ話してみたい!」とずっと思っていました。今回のインタビューをオファーしたところ「よろこんで!」とOKをいただき、年明け早々の忙しいタイミングでお邪魔してきました。在宅ワークが広がるこの時代に、ご自宅での集中モードの隣にあるコーヒーの存在を教えていただきました。(聞き手:ヤマとカワ珈琲店 川下)

 

旅先で出会ったドリップコーヒー

川下:こんにちは!今日はよろしくお願いします。まずこのインタビュー企画の目的なんですけどね。僕はオンラインショップで物を買う時によくクチコミを見るんですが、たまに温度感のない文字だけが羅列している情報に「これ本当かな〜」なんて思うこともあって。
なのでウチはお客さんに直接会いに行って、良い所も悪い所も教えていただいてそれを発信するっていうのは、すごく意味があるんじゃないかなと思って。なので、どんなことを話してもらっても全然構わないんで。良いことも悪いことも、全部教えてもらえればなと思います。
まず、山口さんって、コーヒーは昔から好きだったんですか?

山口:両親が昔からコーヒー好きだったので、コーヒーメーカーで淹れたのを飲んでました。僕も子供の時、たぶん小学校高学年くらいから飲んでました

川下:へぇー、高学年、そりゃ早いデビューですね

山口:でも一番最初は、ブレンディーのボトルタイプのやつに牛乳入れてコーヒー牛乳にして。あれ、甘いでしょ

川下:うん、僕もそれ飲んでました

山口:コーヒーメーカーで淹れてたやつはいつから飲んでたかな、中学生くらいの時にはもう飲んでたと思います

川下:へー。それはじゃあ、そのご両親が飲んでたから興味を持って。なるほどなるほど。その時って「おいしい!」みたいな感覚ありつつ飲んでたんですか?

山口:おいしいって思ってました。ブラックで飲み始めたのはここ10年くらいかなー。コーヒーは好きだったけど、コーヒー目的で行くというよりも『お茶をする』感覚だったかな

川下:あーそれ分かります。じゃあ、そこから家でドリップして飲むようになったのって何かきっかけあったんですか?

山口:自分が企画してる『音楽と演劇の年賀状展』という展覧会を、埼玉のsenkiyaっていうカフェでさせてもらった時に、senkiyaで飲んだコーヒーがめっちゃおいしくて。今まで自分が淹れるという発想がなかったけど、そこでコーヒーの淹れ方を教えてもらって、自分でドリップしてみるようになったのかな。ちょうどその時期に結婚したこともあって、台所で料理する中でコーヒーを淹れる機会が増えたんだと思います

川下:なるほどなるほど。じゃあそのコーヒーをドリップし始めた頃は、どういうお店で豆を買ってたんですか?

山口:近所の店とか、行く先々でいろんなお店の豆の違いを知って、行く先々で自分へのお土産として豆を買うというのが楽しみになりました

川下:いやー、自分へのお土産、それいいっすよね

 

ヤマとカワとの出会い

川下:じゃあその旅先で買うっていう流れでうちも知ってくれた感じですかね?確か最初に買いに来てくれたのを調べると2016年ぐらいでした

山口:そうそうそう。ヤマとカワのお店に喫茶コーナーがあった頃ですよね。僕の奥さんがフィギュアスケートが好きで、フィギュアを見に長野に行ったときに1166バックパッカーズに泊まって、そこでヤマとカワのことを知ったのかな。お店に行ったら、1166バックパッカーズの飯室さんが喫茶コーナーでコーヒー飲んではったのを覚えてます

川下:うんうん。じゃあ、その時はもうドリップでコーヒー飲んでて、その行った先々の豆を買ってた流れでうちを見つけてくれたってことですもんね。嬉しい出会いやなー。きっといろんな共通点、大阪出身とか同い年とかで、たぶんすごい嬉しかったんやろうな僕(笑)

山口:はははは!

川下:2016年っていうともう5年も前ですもんね。それからオンラインでも頻繁に頼んで下さってて。オンラインで最初に注文してもらったのは、2018年でした

山口:確か「自営業の働き方」みたいな記事で川下くんが飯室さんにインタビュー受けていたのを読んで、面白いなーと思って注文した覚えがあります

川下:そこから誰かへのプレゼントで注文してくれたり、父の日ギフトを注文してくれたり。それで、今は定期便で頼んでいただいてるじゃないですか

山口:はい

 

定期便を選ぶ理由

川下:定期便を2021年の6月から注文いただいているんですけど。いろんな地域にコーヒー屋がある中で、定期便を頼むのって結構ハードル高いような気がするんですけど。何かきっかけとか決め手みたいなのって、どういう所にあったんですか?

山口:コーヒーは休みの日に淹れて飲むことが今までは多かったけど、コロナで家に居る時間が長くなったんですよね。それでコーヒーを毎日自分で淹れて飲むのが習慣になって、コンスタントにコーヒー豆を消費していくようになったのが、まず一つ大きい理由

川下:はい

山口:うちの近所にもコーヒー屋さんはいっぱいあるんだけど、自転車を走らせたらすぐ買いに行けるくせに、それが面倒くさくなっちゃって。コーヒー豆切れそうやなー、そろそろ終わるなー、そろそろ行かなアカンなー、、、、みたいな。それが意外と面倒くさくて

川下:なろほどなるほど

山口:例えば毎日会社に出勤してて、毎日コーヒー屋の前を通るとかやったら面倒くさくないんだろうけど、自分は毎日自宅で仕事してるから、そういうわけでもないし。買いに行くの面倒やなぁ、と思ってたら、ヤマとカワのオンラインでポチっとすれば翌々日とかにポストに届いてるから、こっちの方が楽やんってなって。それが二つ目の理由。都会に住んでおきながら、長野から届くなんてめっちゃ贅沢なんですけど

川下:たしかに!コンスタントにコーヒー飲む場合やと、あってもいずれ消費するから困らないし、無くなりそうっていうタイミングで自分で行くよりかは、勝手に届いてるっていうのが便利なんですね

山口:そうそう。というのと、サブスクリプションに慣れすぎてハードルが下がったってのもありますね。コーヒーのサブスクあったらいいのに、ヤマとカワがそんなんやってくれたらいいのにー、って実は前から思ってました

川下:へー、じゃあちょうどいいタイミングやったんですね

山口:あとはもちろん、ヤマとカワのコーヒーが好きやからっていうのもあります。自分の中で、こう、特別じゃない味がする。旅先で買うコーヒーって特別な存在になりがちなんだけど、ヤマとカワのコーヒーは毎日飲める感じっていうか。だから常にあってもいいなぁと思って

川下:めっちゃ嬉しいなぁそれ。毎日飲めるっていうのが一番いいですよね、コーヒーって

山口:うちのペース的には200g×2袋のスタンダードコースがちょうどいい量で。ただ、よその店でコーヒー豆を買った時は「やばい、もうすぐ定期便届く」ってなって消費ペースを上げたり笑

川下:上げたり(笑)一応、事前に連絡もらえれば「今月はストップ」とかもできるので

山口:定期便だったら焙煎したてが送られてくるし、一度住所とクレジットカードを入力すれば毎回注文しなくていいので、めっちゃメリットあると思います

川下:いや、本当そうですよ。定期便ってお客さんにとって良いところもめっちゃあるんですけど、ウチにもメリットがあって。これはやってみて分かったことなんですけど、定期便で必ずこの日送らなきゃ、って分かってると、人員も効率よくかけられるし焙煎もそれに合わせて美味しい状態を作れるんで、メッチャいいなあと思って。だから定期便はもっと増やしていきたいんですよね

 

自分が選ばないようなコーヒーも飲みたくなる

川下:あと、今後こういうサービスがあったら嬉しいなあとか、ありませんか?

山口:定期便をもう半年くらい届けてもらってるんですけど、たまに変わり種があってもいいなあと思います。『おまかせコース』にしてるから、たまには自分が選ばないようなのが来ても楽しいかなと

川下:なるほどー。たしかに『おまかせコース』をわざわざ選ぶ人って、もしかしたらそういう出会いを求めてるのかもしれないですね

山口:毎回変わり種やとちょっと違うかもしれないけど、たまにあると楽しそう

川下:季節のブレンドは4回変わるんですけど、やっぱり味が変わるタイミングは皆さんその変化を楽しんでくれてる気がします

山口:うんうん。別に個性的な味を求めているというよりかは、やっぱり楽しみなのかな、変化が

川下:うん、そうですよね。コーヒーの価値ってやっぱ味だけじゃないような気がしてるので。淹れてる時の香りが「なんかこれすげえ!」とか、いつも飲んでるのより「めっちゃ膨らむ!」とかなると、コーヒー淹れてる時間も楽しいですよね。

山口:そうそうそう

川下:そもそも定期便って実際購入までのハードルは高いものですか?やっぱり何回か頼んで気に入ってから定期便を頼むって流れですかね

山口:そうそうそう、絶対そう。やっぱり1,2回ぐらいは試しに買って飲んでみたいよね

 

チョコレートとすごすコーヒータイム

川下:山口さんはコーヒーをどんなシーンで楽しんでるんですか?例えば朝起きてすぐ飲むとか

山口:お昼ごはんを食べた後が多いですね

川下:へーそこのタイミングなんだ

山口:前までは朝ごはんはパン派だったんですけど、去年からご飯と納豆に変わって、朝にコーヒー飲む習慣がなくなって。朝、家族を送り出して、家で仕事して、お昼ごはん食べて、それからコーヒー淹れてっていうのが習慣化してますね

川下:日常にコーヒーが溶け込んでますねー

山口:コーヒーはタンブラーに直接落として、それを長くちびちび飲むみたいな飲み方をしてます。16時ぐらいまで飲んで、休憩の時におやつと一緒に、みたいな感じ。ちびちび飲むから深煎りだとパンチが強すぎるし、浅煎りも好きだけど、毎日飲むなら中深煎りぐらいがちょうどいいです

川下:そうか昼か、昼パターンもたしかにありますね。テレワークしてる人も多そうやし。山口さんはお気に入りのコーヒーのお供ありますか?

山口:コーヒーのお供、、、。ここでねぇなんか、オシャレなお店のやつとか出てきたらいいんやけど、、

川下:いらないですよ笑

山口:いらない?笑 いつも食べてるのはブルボンのチョコブラウニー。これがめっちゃ美味しい。よかったらどうぞ笑

川下:ありがとうございます。いや、めっちゃイイ。こういうのはたしかに安定してますもんね

山口:そうそう。あとは明治の

川下:やっぱチョコなんですね

山口:チョコレートはひとくちだけほしい時があるからね

川下:ああ、前インタビューに行かせてもらった二見さんもそう言ってました。少しずつ食べて、良い気分になるのがいいですよね

山口:別にお腹膨らませたいわけじゃないからさ

川下:やっぱりコーヒーって、めっちゃ高貴な飲み物に位置づけにする人が多くて。だからこういう市販のチョコと一緒に楽しんでるとか、タンブラーに直接入れてるとか、もう最高ですよ。楽しみ方なんて別にね、なんでもいい気がするんです。その本人が美味しい、良い時間過ごせてるって感じていればOKですよね

山口:そうそう。ヤマとカワのブログとかでは、コーヒーを楽しむハードルを下げに下げてるのが凄いなって思います。そういうコーヒー屋さんが増えたらいいですよね

川下:そうなんすよね。ありがとうございます。今日はたくさん良い話を聞けました!