Interview05
【#お客様】二見恵子さん(定期便をご利用:長野県長野市在住)

【#お客様】二見恵子さん(定期便をご利用:長野県長野市在住)

ヤマとカワ珈琲店から車で15分の閑静な住宅地にお住まいの二見恵子さん。元々アンティークショップやライフスタイルショップでお勤めされていた事もあり、ご自宅には丁寧に使い込まれた生活道具が見事に陳列されていました。そんな衣食住に高い意識を持っていらっしゃる二見さんはどのようにしてヤマとカワを知ってくださったのか、インタビューさせていただきました。そこには、気分やシーンによって自由にコーヒーの時間を楽しむたくさんのヒントがありました。(聞き手:ヤマとカワ珈琲店 川下)

 

店で飲むコーヒーから自宅で楽しむコーヒーへ

川下:こんにちは!今日はよろしくお願いします。二見さんは、コーヒーは昔から好きだったんですか?

二見:コーヒーはめちゃめちゃ好きで。京都に住んでた時はイノダコーヒーとか老舗喫茶店っぽいのがすごい好きでしたね。東京に住んでいた時期にカフェブームの時代に入って。スターバックスとかがすごい盛り上がってて、それで行ってみたらめちゃおいしいカフェラテが出てきて。で、そっからもう必ず朝の出勤時に寄ったりしていましたね

川下:へぇー、でもそれは、店に行って飲むっていう感じだったんですね。いつから家で淹れて飲むようになったんですか?

二見:2006年に長野県に戻ってきてからですね。東京みたいにはお店がないから、どうやって美味しいコーヒーを飲もうかなと思って、自分で色々道具も買ってみたり、色々試しました

川下:じゃあ、そこがドリップのスタートなんですね。最初はどういうところで豆を買ってたんですか?

二見:インターネットで、ちょっと飲んでみたいなーってお店のを買ってましたね

川下:2006年くらいだと、その時にネット販売してるコーヒー屋さんって少ないですよね?

二見:少なかったです。だから、どこもすごい送料が高かった。コーヒー豆が1,000円くらいなのに、送料も800円くらいかかって。その時はメール便みたいなのも無かったし、規模が大きい店は送料無料でやってたりしたけど、これいつ焙煎したやつなんだろうって豆もあったり

川下:そうですよね。美味しく飲みたいけど送料は気になる。そのバランス的になかなか難しいですよね。松本市とか、長野市に出てコーヒー豆を買ったりは?

二見:出かけた時には必ず買ってましたね。松本市だとローラさん、長野だと豆蔵さんで買ってましたね

 

コーヒーメーカーでも美味しいコーヒーを

川下:二見さんはそもそも『道具』が好きなんですね

二見:道具、大好きなんですよ。ハンドドリップはあんまりしてなくて、コーヒーメーカーを渡り歩いてる感じです。このコーヒーメーカーももう何代目なのか、、。

川下:コーヒーメーカーで淹れるのは便利ですよね。今はデザインも良いし、手軽なのに全然美味しく飲めるし。けっこうコーヒーメーカーで淹れることに引け目を感じるお客さんもいてますが、僕は声を大にして「コーヒーメーカーでもいいんですよ!」と言い続けています。コーヒーミルも色々試したんですか?

二見:そうですね、色々試しました。蓋を閉めてプロペラがクルクル回るタイプの電動ミルを使ってたんですが、蓋を開けたらもう全部出ちゃうみたいな(笑)家で豆を挽くのがなんか大惨事になったりして。結構量をまとめて挽きたかったので、業務用みたいな大きいミルが欲しいなーと思って中古品を探してたら、これが出品されていて

二見:これがご縁でしたもんね

川下:そうでしたねー。確かこれ、挽き具合の調整のダイヤルが壊れてて。決まった挽き具合でしか挽けないんですよね。僕も直して使おうとしたけど、直せなくて中古品のサイトに出したんですね

二見:そうそう、それで店までミルを取りに行って、そっからずっと買わせてもらってます

川下:調べてみたら、2017年の4月でした。今は定期便をご利用いただいてますが、いかがですか?

二見:いい時代になったなと思って。だって焙煎したての豆が、送料無料で届くんですもんね。定期的に届くっていうのは、やっぱ便利で魅力的ですね

川下:本当ですよね。うちは今ゆうパケットを使わせてもらってるんですが、厚みを薄くすればうちらの送料の負担も安くなるので、それだけお客さんにも負担を掛けずに送れるなぁと

二見:送料ってやっぱりネックなんで、とても助かってます

 

ヤマとカワ珈琲店のお気に入りポイントは

川下:色んな道具を試してこられたり、色んな店のコーヒー豆を試してこられた二見さんですが、ヤマとカワのどこを気に入ってもらえたんでしょう?

二見:ヤマとカワさんは、信念をもってやってる感じがすごい伝わってくる。すごいなーって。喫茶とかやめたとき、すごいって思ったんですよ、私。喫茶にたくさんお客さん来てたのに、それをやめるってすごいなって。

川下:喫茶をやめたのは2017年春ですねー。僕は最初から豆売りをメインにしたお店にしたかったので、喫茶は『有料試飲』のつもりだったんですけどね。でも続けていくうちに喫茶で過ごす時間を求めて来てくれるお客さんもちょっとずつ増え始めて。で、豆だけ買いに来てくれるお客さんもいたんですけど、やっぱり喫茶で忙しそうにしてると豆だけの人って遠慮するじゃないですか。「忙しいとこ、ごめんね」みたいな。パッと買ってパッと帰るんですよ。こっちとしては、どんな豆がいいですかってコミュニケーション取りたかったんですけど、みんな遠慮してるのが明らかに分かってきたんで、あーこれはよくないな、って思ってやめたんですよね

二見:それがすごいなって思って。あの時代で、認知度も上がってきたぞっていうときにスパっとやめる、めっちゃかっこいいと思って

川下:はははは。そんな風に言ってもらえると嬉しいですね!

 

定期便のいいトコロ

川下:今、定期便送らせてもらってるじゃないですか。困ってることととか、もうちょっとこういう風になればいいなーとかありませんか?

二見:困ってること、、、もうヤマとカワさんの味に慣れちゃって、なんでしょう、何もない

川下:本当ですか笑 なんか味以外にも、配送に関することとか、

二見:配送は、お手紙がめちゃくちゃ嬉しいです。手書きでかいてあるーって思って

川下:本当ですか。あれね、スタッフが一枚一枚書いてるんですよね。そこはしっかり時間をかけて良いよって言ってて

二見:この間の手紙は「急に寒くなって衣替えをした」って話で、私ちょっと笑っちゃったんですよ

川下:え、衣替え?今は手紙を書いてくれてる子には好きに書いていいよって言ってて、もう僕は確認してないんですよね

二見:ちゃんと季節のことも入ってて、ちょっとクスっとできる感じ。やっぱり印象に残りますよね。ネットで他の買い物した時も「あ、あそこお手紙入れてくれたとこだ」って思ってまた頼もうかなって思うかもしれない。正直どの味が美味しいとか細かいところは普通の家庭の主婦には分かんない。でもほんとに焙煎されたての美味しいものは大体美味しいんですよね

川下:いや本当にそう思います

二見:コーヒーとそのお手紙が届いた時、ポストがすごい良い香りがするんですよ。「あ、今日届いてる」って分かるんです。帰ってきた時点でワクワクが始まる。今日も回覧板と一緒に入ってました

川下:そうなんですね。在宅してなくてもポストに届くから、便利ですよね。これまでずっとシーズンブレンドを季節を通じて頼んでもらってましたけど、最近は定期便の『おまかせコース』にしてもらってますね

二見:そう、シーズンブレンドもどの季節も美味しかったですけど、今は何が届くかワクワクしながら待ってます。ヤマとカワさんのはどれも飲みやすい味がして美味しい

 

コーヒーの楽しみかた

川下:二見さんは、どんなシーンでコーヒーを楽しんでいますか?

二見:平日の朝はお弁当作ったり朝ごはん作ったりで忙しいので、コーヒーメーカーで淹れてますね。3日分くらいの豆の量をまとめてコーヒーミルで挽いておいてます

川下:なるほどー、『粉で買う』って選択肢じゃなくて、豆で買って数日分だけまとめて挽いておくんですね。ナイスアイデアです。平日の朝と夜にも飲んでらっしゃるんですか?

二見:そうですね。夜はご飯食べた後に私1人だけ飲むので、主人がお風呂に入ってる間とかに1人でゆっくり淹れて甘いものと一緒に楽しんでます。その時は手動ミルで挽いてドリップしてますね

川下:そういう時間、大事ですよね。コーヒーと一緒に食べる甘いものはどういうのが好きなんですか?

二見:私、チョコレートが大好きなんです。最近はtorantoroa33さんで買ったのがすごい美味しかったです

川下:チョコレートとコーヒーは間違いないですよね

二見:一口だけいいんですよ、ケーキだとヘビーになっちゃうから。チョコを一口食べてコーヒーを飲むのがほんと幸せです

川下:あー素敵。めっちゃいい過ごし方です。今日はたくさん良い話を聞けました。ありがとうございました!

photo:古厩 志帆