fbpx
【ドリップの疑問】コーヒーの「土手(粉の壁)」は崩す?崩さない?プロが解説する味の変化とおすすめの淹れ方

【ドリップの疑問】コーヒーの「土手(粉の壁)」は崩す?崩さない?プロが解説する味の変化とおすすめの淹れ方

ハンドドリップをするとき、お湯を注ぐとコーヒー粉がモコモコと膨らんで、すり鉢状の「壁(土手)」ができますよね。

あの壁を見ながらドリップするのは至福の時間ですが、お湯を注いでいるうちに、
「あ、壁が崩れちゃった……!これって失敗?」
「そもそも、あの壁って崩すべきなの?崩さない方がいいの?」
と疑問に思ったことはありませんか?

ネットや本によって
「絶対に崩しちゃダメ」
「いや、バシャバシャ崩して混ぜるべき」
と真逆のことが書かれていて、どっちを信じればいいか迷ってしまいますよね。

結論から言うと、壁を「崩すか」「崩さないか」で、同じコーヒー豆でも仕上がりの味わいが劇的に変わります。

今回は、プロの視点からそれぞれの淹れ方で味がどう変わるのか、そのメカニズムと「失敗しない基本の淹れ方」を分かりやすく解説します!

【結論】基本は「崩さない」がおすすめ!味の違い一覧

コーヒー粉の壁を崩す場合と、崩さない場合。
それぞれの味の特徴をまとめると、実はこんな違いがあります。

【壁を崩さない:クリアで甘みのある味】
中心だけに優しくお湯を注ぎ、壁を残す淹れ方。壁が「フィルター」の役割を果たし、雑味をせき止めてくれるため、すっきり綺麗な味になります。

【壁を崩す:ワイルドでガツンと強い味】
フチまでお湯をかけ、壁をザバーッと崩す淹れ方。お湯と粉が激しく混ざるため成分はよく出ますが、一歩間違えると「薄いのに雑味がある」というアンバランスな味になりやすいです。

僕はすっきりクリアな味が好きなので、基本は「壁を崩さずに」淹れるのをおすすめしています。

なぜ「壁」で味が変わる?知っておきたい2つのメカニズム

お湯の注ぎ方ひとつで、なぜここまで味が激変するのでしょうか?
その理由は、ドリッパーの中での「お湯の通り道」にあります。

壁を崩さない場合:壁が「天然のフィルター」になる

お湯を真ん中付近だけに優しく注ぎ続け、すり鉢状の壁を最後までキープする淹れ方です。

この残った壁は、ただの飾りではありません。実は雑味を外側でせき止めてくれる「天然のフィルター(濾過層)」の役割を果たしています。

中心に注がれたお湯が、厚みのあるコーヒー粉の層をじっくりと均一に通り抜けるため、コーヒーの美味しい成分(甘みやクリアなコク)だけが綺麗に引き出されるのです。

コーヒーを淹れてみて「雑味が気になるな」と思ったときは、壁(土手)を作ってドリップしてみると良いでしょう。

壁を崩す場合:お湯がペーパーを伝って「逃げて」しまう

ドリッパーのフチまでお湯をかけ、壁をザバーッと崩してしまう淹れ方です。

粉とお湯が激しく混ざり合うため、一見すると濃いコーヒーが淹れられそうに見えますよね。
しかしここに落とし穴があります。

壁を崩してしまうと、行き場を失ったお湯がコーヒー粉の層を通らず、外側のペーパー(フィルター)を伝ってそのまま下に逃げてしまうのです。

その結果、コーヒーの芯の旨みが薄いのに、お湯の勢いで余計な雑味だけが引き出されてしまうという、アンバランスな味になりやすくなります。

プロが教える!「崩さない」を成功させるドリップのコツ

「基本は崩さないのがいいと分かったけれど、どうしてもお湯を注ぐと壁が崩れちゃう……」という方は、次の2つのコツを意識してみてください。

コツ①:とにかく「中心だけ」を狙う

お湯を注ぐ範囲は、真ん中の小さな円(500円玉くらいのサイズ)だけでOKです。
あまりドリッパーのキワまでお湯を広げようとしすぎると、お湯の勢いで壁が崩れる事故が起きてしまいます。

コツ②:お湯の太さを「細く、優しく」

ドボドボと勢いよく注ぐと、水圧で壁が削れてしまいます。
ケトルの口から、糸を垂らすように細く静かにお湯を『置くように』注ぐと、モコモコの膨らみをキープしやすくなりますよ。

まとめ:どっちの味も正解。あなたの好みで使い分けよう!

今回は、ドリップのときの「粉の壁(土手)」について解説しました。

すっきりクリア、甘みを楽しみたい: 壁を【崩さない】

ガツンとワイルド、濃厚さを楽しみたい: 壁を【崩す】

コーヒーの世界に「絶対にこうしなきゃダメ」というルールはありません。
あなたが「美味しい!」と感じる淹れ方こそが、あなたにとっての100点満点です。

まずは基本として「崩さない」淹れ方から試してみて、慣れてきたらあえて崩して味の変化を実験してみる。
そんなふうに、毎日のドリップを気楽に楽しんでみてくださいね!

淹れてみたけど、味がイマイチ…と悩んだら

ドリップ中の「粉の壁」は、お湯の注ぎ方ひとつで味がガラリと変わる面白いポイントです。

「どうしても壁が崩れて雑味が出てしまう…」
「自分の淹れ方が悪いのかな?」
そんな時は、一人で悩まずに公式LINEからお気軽にご相談ください!

「お湯を細く注ぐのが難しくて壁が削れる」
「今の淹れ方に合うコーヒー豆が知りたい!」

など、どんな小さな疑問でも大丈夫です。
あなたのお悩みに合わせて、店主がマンツーマンでサポートいたします。

一緒に、あなたにとっての一番心地いい「正解」を見つけましょう!

\ まずはお気軽にご相談ください /