
【コーヒーミルのおすすめはどれ?!】ヤマとカワ店主が実際使っているコーヒーミルをご紹介します!
コーヒー豆は豆で買うパターンと粉で買うパターンで分かれます。
『豆で買った方がいいですよねー?』とよく聞かれますが、香りや鮮度の持続性を考えたら豆の方がいいですが、手軽に淹れられるという点では粉の方がいいです。
どちらも一長一短があるので、どっちが絶対に良い!というのはありません。
ヤマとカワでは、ドリップに興味がある!やってみたい!ってお客さんには粉で購入することをオススメしています。
これは、とにかく1番美味しい完璧なコーヒーを最初から目指すんじゃなくて、まずはドリップする事を楽しんでもらいたいから。
ドリップに慣れて、コーヒーを淹れる行為が日常に根付いたころに、コーヒーミルを購入して自分で挽くというステップアップの方が長く楽しくコーヒーを続けられる気がしています。
そんな、そろそろコーヒーミル買おうかなーと考えている人によく『おすすめのコーヒーミルって何ですか?』と質問をいただきました。

ということで、今回は僕が実際に使っているコーヒーミルをご紹介します!
全てのコーヒーミルを触ったわけではないのでコレが1番!とおすすめするのは難しいのですが、
ナゼそれを選んだのかと、選び方のポイントを解説していきたいと思います!
これからコーヒーミルを買おうと考えている人はぜひ参考にしてください!
コーヒーミルの分類
コーヒーミルを選ぶポイントをお話しする前に、数あるコーヒーミルを分類別にまとめて解説しますね。
手動か電動か
手動

手動のメリットはゴリゴリと挽く手応えを楽しむことができます。
電動に比べて手間はかかりますが、挽くスピードを調整することができるので熱や静電気を発生させにくいメリットがあります。
千円台〜数万円するものまで値段の幅が大きく、その理由は後述する刃の素材や形状によるもので、優れた機種は少ない力でもサクサクと均一に挽くことができます。
電動

家庭用の小型のものから、業務用の大型のものまで様々あります。
手動よりも手早く挽きやすいですが、安価なものは挽いた時の音が大きく粒度もバラつきがあります。音を静かに・粒度を揃えるためにはモーター回転時の本体のブレを防ぐ必要があるため、ミル自体が大きく重くそして高価になってしまいます。
最近は電動コーヒーミルが付いたコーヒーメーカーも多いです。
刃の材質の違い
セラミック製

●耐久性があって刃こぼれしにくい
●(金属製に比べると)切れ味は悪い
セラミック製の刃の特徴は何と言っても手入れがしやすいところです。じゃぶじゃぶ水洗い可能です。
非常に硬い物質のため丈夫で耐久性はありますが、そのぶん鋭利に成形加工がしづらく切れ味が悪いです。
金属製

●刃こぼれしやすい
●静電気が発生する
金属製の刃は鋭く細かく加工できるため切れ味がよくなります。ただ、そのぶん刃こぼれしやすいというデメリットもあります。
また金属であるため静電気が発生しやすく、ミル本体や刃にコーヒーの粉が付着するため掃除が大変です。
粉砕方式の違い
コニカルカッターミル

円錐状の刃と固定刃の隙間を調整することで豆の粒度を調整します。
安価な手動ミルから電動ミルで採用されている方式。
粗挽きから極細挽きまで対応できるため、デスプレッソ用のグラインダーとしても使われている。
電動式では高速回転させて粉砕するため粉が高温になり香りが抜けたり、微分も発生しやすい。また金属製刃だと刃こぼれがおきやすい。
フラットカッティングミル

カッティングミルは、刃が付いた2枚の円盤を向かい合わせて、刃と刃の間でコーヒーを粉砕します。
極端な粗挽きには不向きである。この方式のミルは一般的には業務用に用いられるが、家庭用の小型電動式や手動式のものもある。
相対的に熱発生が抑えられる構造である。粒の大きさもいもそろえやすい反面、微粉末発生が多くなる。
ブレードミキサーミル

プロペラ式とも呼ばれ、電動ミルの中では安価なものが多い。
コーヒー豆を入れてスイッチを押してる間はプロペラが回り続けコーヒー豆を粉砕します。つまり粉の大きさを設定する機能がついていないため、粒度が不揃いになることが多く、あまりオススメしません。
コーヒーミル選びのポイントは?
さて、それぞれのコーヒーミルの分類が理解できたところで、良いコーヒーミルを選ぶポイントを考えてみましょう。
選ぶポイントは以下の3点に注目してみましょう。
2.微分が少ない
3.デザインや用途が自分に合っている
順番に解説していきます。
1.粒の粒度が揃っている

美味しいコーヒーを淹れるためには挽いた粉の大きさが揃っていることが大切です。
粒が揃っているとコーヒーの成分の濾過速度が一定に保たれるため、均一に効率よく美味しい成分を抽出できます。
2.微分が少ない
コーヒーミルで挽いた時に発生する微分が多いと、コーヒーの濃さに影響します。これは粉が細かいほど表面積が大きくなるためで、微分が多いと本当は抽出したくないイヤな成分が溶け出しやすくなります。
3.デザインや用途が自分に合っている

どんな用途で使うのかをイメージしましょう。
アウトドア用なら持ち運びしやすい軽さが重要だし、大人数で飲むことが多ければ大きなサイズが必要になります。
また、手挽きの場合はハンドルの握りやすさや手にフィットするサイズなど、デザイン性もとても重要になります。
手挽きのコーヒーミルおすすめ3選
手動のコーヒーミルおすすめ1

カリタ コーヒーミルKH-10
鋳物製の刃で、コニカルカッター方式。
手でゆっくり挽くことで摩擦熱が抑えられ、豆へのダメージも最小限にできます。
切れ味もそこそこ良くて、お手頃な価格。コンパクトな大きさのため台所でも邪魔になりません。
まず最初に買うのであればオススメしたい1台。
手動のコーヒーミルおすすめ2

HARIO セラミックスリムコーヒーミル
セラミック製の刃で、コニカルカッター方式。
上記のスモールコーヒーグラインダーと同じくらいの性能ですが、こちらの特徴は何と言っても持ち運びが簡単なこと。
ハンドルをはずすとコンパクトになるので、キャンプや登山など外でコーヒーを淹れる時はこちらを愛用しています。
ポーレックスのコーヒーミルとよく比較されますが、こっちの方がリーズナブルなので好きです。
手動のコーヒーミルおすすめ3

プジョー アンティークコーヒーミル
金属製の刃で、コニカルカッター方式。
歴史あるコーヒーミルメーカーが作った手挽きミル。アンティークの古いミルですが、しっかりとした金属刃のため軽い力で均一にサクサクと挽けます。大人数の豆を挽く時はこちらを愛用しています。
新品では2万円を超えるものもあるので、メルカリやヤフオクなどで良品の中古を探すのがオススメです。
電動のコーヒーミルおすすめ
電動のコーヒーミルおすすめ

フジローヤル コーヒーミルみるっこ
金属製の刃で、フラットカッター方式。
音も静かで、ものすごいスピードで均一に挽くことができます。カフェや喫茶店でも利用している機種なので、家庭用として性能は問題ありませんが、値段が高いです。
同じくフラットカッター方式のボンマック社のコーヒーミルもおすすめです。
まとめ
いかがでした?
コーヒーミルの種類はとても沢山あって、値段もピンキリです。
「挽いた粉の粒度は均一か」などは、実際買ってみて試してみないと分からない性能です。
なので、コーヒーミルのクチコミや、今回のようなオススメのコーヒーミルを紹介している記事を参考にして検討してみてください。
コーヒーミルを購入後、挽き具合はどれくらいにすればいいんだろ?と迷った時はこの記事を参考ください↓

【コーヒーの基礎知識!コーヒー豆の『挽き具合』どれくらいがいいの?】
その他:ハリオV60でコーヒーを淹れてみましょう

ミル選びが終わったら、実際にコーヒーを淹れてみましょう。
ヤマとカワがまずオススメするのはハリオV60ドリッパーです。
ドリップの王道と呼ぶのに相応しく、淹れ方次第では深煎りコーヒーから浅煎りコーヒーまで、さまざまな味の特徴をこのハリオV60の器具1つで淹れ分けることが可能です。
ぜひお試しください!

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