【ハンドドリップ中級者向け!】独特のオイル感がクセになるネルドリップに挑戦してみましょう!

みなさんはネルドリップで淹れたコーヒーを飲んだことがありますか?

 

あの何だかコーヒーの玄人だけが使いこなしていそうな、布フィルターを使うドリップ方法です。

 

ネルドリップで淹れたコーヒーは独特のオイル感があって、トロリとした味わいがクセになります。

コーヒー愛好家からは”最高の抽出方法”と言われていますが、僕もこの意見には賛成です。

 

ハッキリ言って、ネルで淹れたコーヒーはめっちゃ美味しいです!

 

熟練の、コーヒー通な人じゃないと使いこなせないんじゃ、、、と思うかもしれませんが、ネルドリップはそこまでハードルが高い器具ではありません!

 

実際、当店のお客さんにも「ネルドリップで毎日のコーヒーを淹れているよー」という方も多いです。

 

 

それでは今回は、ネルドリップの淹れ方について解説していきます!

 

 

 

ネルドリップの歴史

 

ネルドリップの歴史は古く、全日本コーヒー協会のHPによるとその発祥は1821年イギリスで誕生したようです。

1821年というと、日本ではまだペリーさんが来る前ですね、、、けっこう歴史があるドリップ方法と言えるでしょう。

 

ちなみに、ペーパードリップは1908年にドイツのメリタさんという方が考案したのが最初だそうです。

そう、今も存在するコーヒー器具のメーカーの『melita』ですね。

 

 

その昔、喫茶店ではネルドリップでコーヒーを淹れるのが一般的でした。

 

ただその当時は大きいネルしかなく、大量にコーヒーを淹れて、温めなおして提供するというスタイルだったそうですが、ご存知のようにそれだと時間がたつとあまり美味しくないんですよね。

 

そこで1950年代あたりから、喫茶店でも1杯ずつ抽出するのに便利なペーパードリップが主流になっていったそうです。

(今は1杯ずつ抽出できる小さいネルフィルターもあります)

 

そう、だから、味では今でもネルドリップが1番という意見も多く聞かれますし、1杯ずつ抽出できるネルフィルターができたことで、家庭でもネルを使う方が増えてきているようです。

 

 

 

ネルドリップの特徴

 

ネルドリップとは、「ネル」と呼ばれる布フィルターを使ってコーヒーを抽出する方法です。

ネルは「フランネル」の略で、冬場によく見かけるネルシャツの素材ですね。

 

ネルドリップの味の特徴は2つあります。

 

 

独特のオイル感

 

左:ペーパーフィルター
右:ネルフィルター

 

ネルフィルターはペーパーフィルターに比べて目が粗く、また繰り返し何度も使用でしているうちに、コーヒーの油分を通過させてくれます。

この抽出されたオイルが、まったりとした甘みや飲みごたえの満足感が高い味わいを生んでくれます。

 

一方、ペーパーフィルターは、紙製であるためコーヒーの油分を吸収してしまい、ネルフィルターに比べ「スッキリ」「クリア」な味になります。

 

 

なめらかな口当たり

 

 

フランネルの柔らかくて軽い起毛が、コーヒーの微粉をキャッチしてくれます。

そのため、口当たりが滑らかで、角がないまろやかな味わいになります。

 

カップに淹れたいコーヒーオイルは通過させ、必要じゃないコーヒー微粉は通さない。その両方を叶えた抽出器具です。

 

 

 

ヤマとカワ流ネルドリップの淹れ方

 

ネルドリップの抽出【ヤマカワver.】は、完成まで5ステップです。

まずは、こちらが準備するもの一覧です

 

写真左上から時計回りで、

■コーヒー豆

■ケトル

■ビーカー

■ネルフィルター

■コーヒーメジャー

■デジタルスケール

 

 

ネルドリップは抽出ステップに移る前に、事前の準備が必要です。

 

紙製のフィルターでは使い捨てができるという手軽さがありますが、このネルドリップは繰り返しネルフィルターを使います。

そのため、ネルフィルターの「準備」と「後片付け」という一手間が加わります。

 

ですが、この手間こそ、ネルドリップの美味しさの秘訣なので、ネルフィルターを『育てる』感覚で楽しんでください!

 

 

ネルフィルターの準備

 

ネルフィルターが新品の場合は、コーヒーの粉と一緒に煮る必要があります。

コーヒーの粉を適量(10g~20g)と、ネルフィルターが浸かるくらいのお湯で約15分ほど煮ます。

 

そうすることで新品のネルフィルターにコーヒーの成分が馴染んで、コーヒーオイルが通過しやすくなります。

 

 

ネルフィルターの水洗い

 

煮込み終わったあと、鍋から取り出してコーヒーの粉が取れるまで水洗いします。

ネルフィルターが新品ではない場合は、保管している水から取り出して水洗いします。

 

この時にネルに水気が残っていると、抽出時のお湯の温度が下がるため、香りや味が薄くなってしまいます。

ネルの縫い目など布に厚みがある部分は特に注意して絞りましょう!

 

 

ハンドルにセットする

 

ネルフィルターの水気が充分に取れたら、ハンドルにセットします。

セットする際は、縫い目が外側・ネルの起毛が内側にくるようにセットしましょう。

ネルフィルターの起毛がコーヒーの微粉をキャッチしてくれるので、起毛が内側です。

 

 

ネルフィルターの準備はできましたか?!

それでは抽出ステップを順番に解説していきます!

 

※注意点!

ここで解説している抽出ステップでは、スケールで細かくグラム数を計測したり、タイマーを用いて時間を管理しています。

ですが、本来、家で飲むコーヒーはここまで毎日きっちり管理する必要はないと考えています。
「だいたいドリッパーのこの線までお湯を淹れる」とか、「コーヒーメジャーで1杯くらい」とか、そんな管理方法で良いかと思います。

細かい数字で記載しているのは、『伝わりやすくするため』、『まずは1つの基準レシピとして理解してもらうため』であり、必ずそうすべき!と強制するものではありません。

 

 

 

①コーヒーの粉をセットする

 

コーヒー豆を1杯分だと12グラム、2杯分だと22グラム、3杯分だと32グラム中挽きにしてドリッパーにセットします。

今回は2杯分(300cc)を抽出してみます。

 

この時ネルをトントンと軽く叩いて、粉を平らな状態にしておくと、蒸らしのお湯が注ぎやすくなります。

 

挽き具合についてはこちらの記事を参考に↓

こちらも参考に

 

 

 

②お湯を注いで蒸らす

 

全体的にまんべんなくお湯が行き届くように注いで約30秒蒸らします。

この時のお湯の温度は90℃くらいがオススメです。

 

蒸らしについてはこちらの記事も参考に↓

こちらも参考に

 

 

 

③抽出する

 

 

中心から円を描くように注ぎます

泡が膨らんだら、一旦注ぐのを止めて

粉の中心が凹みはじめたら、また注ぎます

これを繰り返します。

 

 

 

④抽出完了

 

適量まで抽出がすすんだら、泡が全て落ちきる前に抽出を終了させましょう。

今回は2杯分(300cc)で抽出を完了しました。

 

 

 

⑤カップに注いで完成です!

 

 

 

 

ネルフィルターの後片付け

 

抽出が完了したら、ネルフィルターのコーヒーカスを捨てて、しっかりと水洗いします。

 

何度も繰り返し使っていると「ちょっとコーヒーが落ちるの遅くなってきたなー」と感じることがあります。

その場合は、鍋にネルフィルターを入れて煮てあげると、余分なオイルを溶かしてくれるので再度使えるようになりますよ。

 

 

ネルフィルターの保管

 

使い終わったネルは、乾燥させてしまうと布に染み込んだコーヒーオイルが酸化してイヤな香りを発してしまいます。

布が浸かるくらいの水をはったボウルに浸けて、冷蔵庫で保管しましょう。

 

1週間くらい使わない時は、ジップロックにいれて冷凍保管しましょう。

 

 

 

まとめ

 

ネルドリップで淹れたコーヒーは独特のオイル感があって、トロリとした味わいがクセになります。

 

コーヒー愛好家からは”最高の抽出方法”と言われている、ネルで淹れた美味しいコーヒーをぜひご自宅でも体験してみてください!

 

 

 

ネルドリップにはこのコーヒー豆がオススメ

東ティモールオーガニック 深煎り

ネルドリップにはしっかり深煎りのコーヒーがオススメです。

ネルドリップの特徴であるオイルが深煎りの苦味を丸くして、

甘味がより濃厚に感じられます!