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コーヒーの木に会いに行く。長野県上田市「トモエファーム」さん見学研修レポート

コーヒーの木に会いに行く。長野県上田市「トモエファーム」さん見学研修レポート

ヤマとカワ珈琲店では、年に一度、スタッフみんなで集まり、コーヒーについて学ぶ研修の時間をつくっています。

普段は長野店・伊那店・開田高原焙煎所と、それぞれの場所で働いているスタッフたち。
日々の業務の中では、コーヒー豆を販売したり、発送したり、焙煎したりすることが中心です。

でも、そのコーヒー豆がどんなふうに育っているのか。
焙煎される前のコーヒーは、どんな姿をしているのか。

今回はそんなことを学ぶために、長野県上田市にあるコーヒー農園「トモエファーム」さんへ見学に行ってきました。

トモエファームさんは、長野県上田市でコーヒー栽培に取り組まれている農園です。

コーヒーは本来、赤道付近の暖かい地域で育つ植物ですが、トモエファームさんではハウスを活用しながら、信州の地でコーヒー栽培に挑戦されています。

「長野でコーヒーが育つの?」という驚きから始まり、実際に見学する中で、その挑戦の面白さを感じる時間になりました。

上田市のハウスの中に広がる、コーヒーの木

トモエファームさんでは、ハウスの中でコーヒーの木を育てています。

中に入ると、そこには普段見慣れている茶色いコーヒー豆とはまったく違う景色が広がっていました。

青々とした葉。
枝に実るコーヒーチェリー。
ハウスの中の湿度や空気感。
一つひとつの木に手をかけて育てている様子。

写真や本で見たことはあっても、実際に目の前で見ると、感じ方がまったく違います。

「コーヒー豆」と呼んでいるものは、コーヒーの実の中にある種子です。

つまり、コーヒーは飲み物である前に、植物であり、果実であり、農作物。

当たり前のことなのですが、実際に木を見て、葉を見て、実を見ていると、そのことがぐっと近くに感じられました。

普段見ている“豆”の前にある時間

ヤマとカワで普段目にするコーヒー豆は、すでに収穫され、精製され、乾燥され、輸入されて届いた生豆です。

そこから焙煎し、ピッキングをし、袋詰めをして、お客様のもとへ届けています。

でも、そのもっと前には、種から育ち、木になり、花が咲き、実がなり、収穫されるまでの長い時間があります。

今回の見学では、コーヒーの木だけでなく、コーヒーが“豆”になるまでの流れについても教えていただきました。

コーヒーは、木に実る「コーヒーチェリー」と呼ばれる果実の中にある種子です。

実を収穫し、その果肉を取り除き、発酵や水洗、乾燥などの工程を経て、ようやく僕たちが普段目にする「生豆」の状態になります。

そこからさらに焙煎され、袋詰めされ、みなさまのもとへ届いていきます。

トモエファームさんでは、長野県の気候の中でコーヒーを育てるために、ハウスの中の温度や環境を整えながら栽培されていました。

コーヒーの木がどんな葉をしているのか。
実がどんなふうにつくのか。
育てるためにどんな環境が必要なのか。
長野の気候の中で、どんな工夫をしながら栽培されているのか。

知識として知っていることと、実際にその場に立って感じることは、やっぱり違います。

スタッフたちも、ハウスの中を歩きながら、コーヒーの木や実の様子を興味深そうに見ていました。

普段は店頭や発送の現場でお客様にコーヒー豆をお渡ししているスタッフにとっても、コーヒーが農作物として育っている姿を見られたことは、とても良い経験になったと思います。

コーヒーの向こう側を、少し近くに感じる時間

トモエファームさんの見学を通して感じたのは、コーヒーの一杯には本当にたくさんの時間が重なっているということです。

育てる人がいて、環境を整える人がいて、実を収穫し、精製し、乾燥させる工程があって、その先に焙煎や抽出があります。

僕たちは普段、焙煎や販売という工程を担っています。

でも、その前には必ず「育てる」という時間があります。

今回、実際にコーヒーの木を見たことで、いつも扱っている生豆の向こう側にある景色を、少しだけ近くに感じることができました。

コーヒーは、ただの飲み物ではなく、遠くから届く農作物です。

そのことを、スタッフみんなで改めて感じられたのは、とても大きな学びでした。

これからの一杯に、少しだけ奥行きを

今回の研修で、ヤマとカワのコーヒーが急に大きく変わるわけではありません。

これからも僕たちは、毎日の暮らしの中で飲みやすく、続けやすく、ほっとできるコーヒーをお届けしていきたいと思っています。

ただ、その一杯の前には、植物として育つ時間があり、手をかける人がいて、たくさんの工程がある。

そのことを知っているだけで、いつものコーヒーが少し違って見えるような気がします。

今回見てきた景色や感じたことは、これから店頭やライブ配信、日々の発信の中でも少しずつお伝えしていけたらと思っています。

トモエファームさん、貴重な機会をありがとうございました。

そして参加してくれたスタッフのみなさんも、おつかれさまでした。

一杯のコーヒーの前にある景色を、みんなで少し近くに感じられた研修になりました。