
「あれ、今日のコーヒー薄い…?」そんな時のリカバリー方法と、失敗しないためのコツ
「あれ、今日のコーヒー薄い…?」そんな時、どうしてますか?
せっかく丁寧に淹れたはずなのに、一口飲んでみたら
「ん?…あれ、なんか今日のコーヒー薄いな」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
実はこれ、コーヒーを日常的に淹れている方でも意外と“あるある”な出来事なんです。

ちょっとした粉の量やお湯の注ぎ方、抽出時間の違いで、味わいは大きく変わってしまうもの。
でも大丈夫。そんなときでも味を立て直すリカバリー方法があります。
この記事では、「コーヒーが薄くなってしまったときの対処法」から、
「そもそも薄くならないためのコツ」まで、詳しくお伝えします。
あわせて、安定した味に近づけるおすすめの道具や、
「実は薄めが好きなんだよね〜」という方に向けたスッキリ派にぴったりのコーヒー豆もご紹介します!
コーヒーが薄くなった時のリカバリー方法
コーヒーをイチから淹れ直すのって、忙しい朝にはちょっと大変。
でも、今目の前にある「ちょっと薄いな…」というコーヒーも、工夫次第でおいしく飲めるようになります。
ここでは、薄くなってしまったコーヒーを立て直す3つの方法をご紹介します。
① 少量だけ再抽出してブレンドする

もしドリップの後半で「あ、薄いかも」と気づいたら、
再度少量の豆を使って濃いコーヒーを再抽出し、今のカップに加えてみてください。
ちょっとした“追いドリップ”で、全体のバランスがぐっと整います。
使う豆の量は3〜5gくらいでもOK。
風味を崩さず、しっかり感が戻りますよ。
② アイスにしてスッキリ系に

「もう淹れ終わっちゃったし…」という時は、冷蔵庫に入れてアイスコーヒーにしちゃうのもアリ。
冷たくすることで、味覚的に“あっさり”や“スッキリ”がポジティブに働きます。
薄さがむしろ心地よく感じられることもあるので、特に暑い日にはおすすめです。
氷を追加して急冷させる場合は、より薄くなる可能性もあるのでご注意ください。
③ ミルクや豆乳でカフェオレに変身

味が物足りないなと思ったら、温めたミルクや豆乳を加えてカフェオレに。
まろやかさが加わることで、コクが生まれ、薄さが気にならなくなります。
特に、やさしい味わいのコーヒー豆(ペルーなど)とは相性抜群です。
そもそも薄くならないためにはどうすればいい?
「毎回味が違うんだよな…」
「どうも淹れ方が安定しない…」
そんなお悩み、実はちょっとしたコツで解消できます。

コーヒーが薄くなる原因は、だいたい以下の3つに集約されます。
① 粉の量が少ない(または毎回違う)
おいしさの土台になる“粉の量”がブレてしまうと、味も不安定になってしまいます。
おすすめは、コーヒー豆:出来上がり量=1:15のバランス。
豆10gを使った場合は150mlのコーヒーをつくるのが目安です。

特に朝の忙しい時間などは、感覚で淹れてしまいがち。
毎回同じ量を使えるようにするには、「コーヒーメジャー」の活用がポイントです。

➡️ [天然木のコーヒーメジャー『ワグテイル』はこちら]
② お湯の量が多すぎる
粉の量はOKでも、お湯を多く注ぎすぎるとコーヒー液が薄まってしまう原因に。
カップやタンブラーに直接注ぐと、お湯の量がわかりにくいこともあります。

そんな時に活躍するのが目盛りつきの「ビーカーサーバー」。
ドリップの量を正確に把握できて、味の安定感がぐっと上がります。

➡️ [【ハリオ】ビーカーサーバーはこちら]
③ 挽き目が粗すぎる
挽き目が粗すぎると、お湯が粉の中をサラッと通り過ぎてしまい、うまく抽出できません。
逆に細かすぎると苦くなりがちなので、「中細挽き」くらいが無難です。

ヤマとカワ珈琲店でお買い上げの場合は、挽き具合の目安になる『挽きサンプル』をお渡しすることもできます!
毎回のコーヒーを「安心して楽しめる」ためにも、
道具をちょっと整えるだけで、びっくりするほど味が安定してきますよ。
実は“薄いコーヒー”が好きな人もいる!
ここまで「コーヒーが薄くなっちゃった時のリカバリー方法」や
「失敗しないためのコツ」をご紹介してきましたが…
実は、「あえて薄いコーヒーが好き!」という方も、けっこういらっしゃいます。

コーヒーは濃さだけじゃなく、“どんな風に楽しみたいか”も大事なポイント。
もしあなたが「濃いより、やさしい味が好きかも」と感じているなら、
無理に“濃くすること”をゴールにしなくても大丈夫です◎
甘みがやさしく広がる「ペルー」もおすすめです
当店では、やわらかくて甘みが主役のコーヒーとして「ペルー」が人気です。
酸味はひかえめで、するっと飲めるやさしい味わい。
スッキリした口当たりの中に、ほんのりキャラメルのような甘さが広がります。
「薄い=失敗」ではなく、「これが好き」という感覚を大事にできる一杯です。

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まとめ:失敗も含めて、コーヒーの時間を楽しもう
「なんか今日、コーヒー薄いかも…?」
そんなちょっとした違和感も、リカバリーできたり、
道具や淹れ方を見直すきっかけになったりします。
そして何より、「自分にとって心地いい味」って人それぞれ。
“ちょっと薄いくらいがちょうどいい”と感じるなら、それも立派な好みです。

日々のコーヒー時間が、
少しずつ「自分の好き」に近づいていくように、
今回ご紹介した方法や道具、豆選びがヒントになれば嬉しいです。
毎日の一杯が、気持ちのいいリズムをくれる時間になりますように!
