
失敗しないパンとコーヒーのペアリングをパン屋さんと話してみた。これで間違いなし!
パンとコーヒー。
この組み合わせが苦手なんて人は世の中にいないんじゃないかと思うくらい最強のコンビですよね。
僕も休日はパンとコーヒーでスタートしないと耐えられません。
でも、実はパンとコーヒーの相性にはちょっとしたコツがあるんです。
パンとコーヒーならどんな組み合わせでも合うのかと言えばそうじゃなく、中には組み合わせることでお互いの良さを打ち消しあってしまうパターンも。。。
今回は、焙煎所から車で30分の場所にある『群緑(ぐんろく)』さんにお邪魔して、パンにぴったり合うコーヒーについて話をしてきました。
群緑さんについて
プクプク活きた酵母と、焼きたてカンパーニュ
千葉から移住してきた藤田さんご夫妻が営む「群緑(ぐんろく)」は、ご主人・晋二さんが手がけた木の温もりあふれる内装が特徴。
奥様の麻依さんは、東京でパン店の店長も経験した15年のキャリアを持つ職人。
地元・木曽産の農作物から起こした酵母を使用し、小麦は長野県産や北海道産を中心に、(ヤマとカワの焙煎所がある)開田高原産など小規模農家さんのものも厳選しブレンド。
卵も木曽の自然の中で平飼いされている鶏のものを用いるなど、素材一つ一つにまで徹底したこだわりを持っています。
実際に食べくらべ・飲みくらべをしてペアリングを試してみました
群緑さんが店頭で販売していたパン3種類とヤマとカワのコーヒー3種類を一緒に食べくらべ飲みくらべしてみることにしました。

群緑さんで人気がある「カンパーニュ」、甘味のある菓子パン系の「シナモンロール」、そして焼き菓子「スコーン」をそれぞれご用意していただき、
ヤマとカワからは11月限定ブレンド「パンに合うブレンド」、甘くて飲みやすい中深煎りの「ペルー」、酸味がスッキリ中煎りの「タンザニア」の3つを淹れてみました。
二人に見られながら淹れるのは少し緊張しました
焼きたてのカンパーニュは切った瞬間いい香り♪
これだけの種類のパンとコーヒーのペアリングを試したのは初めての経験でした
まず話題に上がったのは、パンとコーヒーの相性を考えるポイント。
コーヒーの種類によって、パンの味が引き立ったり、逆に打ち消されちゃったりするんじゃないかと予想。
たとえば、コクや甘みが強いシナモンロールのような菓子パンには深煎り系のコーヒーが合うと思っていました。
もちろん深煎りコーヒーでも合うんだけど、実は酸味の強いフルーティーなタンザニアでもバターとの相性が良く風味がよりリッチに感じられました。

一方で、酵母の酸味が特徴的なハード系のカンパーニュとフルーティなコーヒーを合わせると、口の中で酸味が増長して少し食べづらくなりました。
シンプルな酸味のパンには、コーヒーもシンプルな酸味系のコーヒーが合うと思っていたのでこれは予想外!
酸味系のコーヒーはパンを選ぶのに対して、酸味がほとんど無い中深煎り〜深煎りのコーヒーはどんなパンの味もしっかり受け止め包み込むような美味しさがありました。
<まとめ>失敗しない!パンに合うコーヒーはどうやって選ぶ?

どんなパンも受け止める深煎り
コーヒーの苦みとコクを最大限に引き出した深煎コーヒーはどんなパンとも相性が良いことがわかりました。
その中でもコクと甘みのあるシナモンロールや、フルーツのジャムを塗ったカンパーニュ、贅沢につくったフレンチトーストと一緒に飲むと、コクの風味が口の中であふれ両者の美味しさをじっくり味わえます。
\どんなパンにも合うオールラウンダー!/
【深煎り】パンに合うブレンド[11月限定ブレンド]
シンプルなカンパーニュには中深煎り
カンパーニュやバケットのようなハード系のパンには、しっかりとしたコクがある中深煎りがベスト。
パンの風味を邪魔することがないので、パン→コーヒー→パン→コーヒーの反復横跳びがとても楽しい時間になります。フォカッチャのような食事系のパンにもよく合います!
\カンパーニュやバケットにはコレ!/
〔中深煎り〕ペルー
バターのうまみが効いたスコーンには中煎り
スコーンやチーズが入った風味豊かなパンには、軽やかな酸味がある中煎りコーヒーと相性が良いです。
コーヒーのフルーティな酸味がバター感を引き立て、コクのあるリッチな味わいが増えます。
逆に酵母の酸味が特徴的なカンパーニュのようなハード系のパンだと、酸味が増長されて少し食べづらくなる可能性もあります。
\スコーンと一緒に楽しむならコレ!/
〈中煎り〉タンザニアAA ブルボン
お好みのコーヒーでパンとの時間を楽しもう!
パンとコーヒー、それぞれの美味しさを引き立て合うペアリングのコツ、いかがでしたか?
いつもの朝食やおやつの時間が、ちょっと特別なひとときに変わります。
ぜひ、お気に入りのパンとコーヒーで、最高のペアリングをお楽しみください!
[11月限定のコーヒー豆]パンに合うブレンド『水魚の交わり』

物心ついたときから朝ごはんと言えばパンでした。たまに旅館に泊まった時の朝ごはん(米)も好きですが、それが続くと無性にパンが食べたくなる。
小麦より米の方が腹持ちが良い、、なんて分かっているけどパンが食べたくなるんです。
そんなパンが好きな僕が、パンと一緒に飲むことを考えて作ったのがパンに合うブレンドです。
パンの特徴をコーヒーが邪魔することなく、パンの味をさらに引き立ててくれるように、『パンに寄り添い、主張しすぎないバランスの良さ』をコンセプトに豆の選定からブレンド比率を何度も調整しました。
お客様からも好評です!↓↓
新しいブレンド、、これが1番好きです。程よい苦味があって甘味もあり、スモーキーな感じは全くなくてとても飲みやすく美味しいコーヒーでした。期間限定でなくずっとあると嬉しいです。
(長野県・50代・女性)