時々SNSの投稿などで目にするコーヒー豆の”エイジング”という言葉。
今回は「エイジングって何?」という素朴な疑問にお答えします!
◉登場人物のご紹介川下 長野県長野市に店舗がある、ヤマとカワ珈琲店の店主。2児のお父さん。
Oさん 近所に住む常連さん。コーヒー初心者だったが、ヤマとカワ店主の川下さんにコーヒーについて質問しているうちにだんだんとコーヒーについてくわしくなってきた。
時々「コーヒー豆をエイジングをする」という言葉を目にするのですが、エイジングって何ですか?
エイジングとは、焙煎したコーヒー豆を1、2週間ほど置いておくことを言います。
難しい言葉に感じていましたが、豆を置いておくということだったんですね。
そうするとおいしくなるんですか?
一般的には、「味が丸くなる」「風味がクリア」「お湯がなじみやすくなる」と言われていますね。
焙煎したての豆は二酸化炭素をたくさん含んでいるので、お湯を注ぐとよく膨らみ、そのため美味しい成分をうまく抽出できず、ドリップの仕方によっては味が薄くなってしまうことがあるんです。
「焙煎したてよりエイジングさせた方が味が良い」というのは、焙煎時に発生する二酸化炭素が影響しているんです。
【焙煎したてのコーヒー豆】
焙煎したての豆をドリップしている様子です。
コーヒー豆が膨らみ、気泡がたくさん出ているのがわかります。
【焙煎して2週間経ったコーヒー豆】
焙煎してから2週間エイジングした豆をドリップしている様子です。
焙煎したての写真と比べると、気泡が小さめであまり膨らんでいないことがわかります。
たしかに買ったばかりのコーヒー豆はたくさん膨らむので、お湯を注ぎにくいときがあります。焙煎したての豆って淹れるのが難しいんですね。
そうなんです。
でも、簡単にコーヒー豆の膨らみを落ち着かせる方法がありますよ。
コーヒー豆を蒸らす時間をいつもより長く取ればいいだけです。
例えば、いつも30秒蒸らしているときは1分ほど蒸らせば良いですよ。
そんな簡単なことでいいんですね!
はい!コーヒーは焙煎したての方が、より香りが楽しめると思います。
ヤマとカワ珈琲店はいつも焼きたてのコーヒー豆を販売しているので、焼き立てから少し落ち着いてくるまでの変化の過程も含めてたのしんでいただけたらうれしいです。
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