1月23日から29日までの1週間、ながの東急百貨店で出展させていただきました。
2019年10月に続き2回目の出展でしたが、今回もとても学びが多かったので、ポイントを3つに分けて記録したいと思います。
前回の記録はこちら
1.お客さんとの距離感
ヤマとカワの店舗はとても分かりづらい場所にあります。
「たまたま通ってたら見つけた」なんてお客さんは今までゼロ人な場所にあるので、お客さんはある程度事前知識があって、その上でコーヒー豆を買うつもりで店舗まで足を運んでくださる。
でも、百貨店には様々な目的で来るお客さんが多いので、ヤマとカワの出展ブースの前を通過するお客さんのほとんどは「たまたま見つけた」という人が多い。
なので、店舗での接客と、百貨店での接客は大きく変えなければいけません。
ポイントは「距離感」。
店舗に来てくださるお客さんには試飲を出して好みの味を聞いて、と積極的にコミュニケーションを取るのですが、
百貨店のお客さんには少し距離をとった方がいいように感じました。
何か良いモノあるかなーと思ってフラッと入った洋服屋さんで、店員さんにすかさず「何をお探しですかー?」と来られたら「いやー、特に、、」と探す気が無くなってしまった経験があるのですが、
コーヒーの香りにつられて、何となく前を通りかかってくれた人に、「好みの味はどんなですか?」と聞いてしまったら、「いや、コーヒー詳しくないので、、」と僕の洋服屋での経験と同じことになってしまう。
試飲のコーヒーを出して、それをゆっくり味わってもらって、「美味しかったら買ってください」との気持ちだけ込めてしばらく待つ、というのがちょうど良い距離感のように感じました。
2.ポップって大事
1でも書いたように、店舗での接客では出来るだけコミュニケーションを取ってコーヒー豆を買ってもらうことを意識しています。
なので、店舗の陳列棚にはあえて最低限の商品説明しか書いていません。
店舗では1度に何十人もお客さんが来るなんてことは無いのでその方法でも良いですが、
百貨店にはたくさんのお客さんが歩いているので、一人一人とコミュニケーションを取ることはけっこう難しい。
そこで大事なのは商品のポップ。
接客に手が回らない時でも、自分の変わりに商品説明をしてくれる大事なアイテムです。
ポップの大事さを会期の途中で気づいたこともあり、今回は即席で作りました。
あまり良いポップを作れず、これは次回の課題に。
3.売る人と作る人
出展中も店舗の営業や、発送業務も日常通り行う予定でした。
ですが、百貨店で予定以上にコーヒー豆が売れたこともあって、慌てて百貨店営業終了後から焙煎することが数日ありました。
さすがにそういった深夜焙煎が続いてしまうと日常業務がおろそかになってしまい、この1週間はSNSでの発信も少なくなってしまいました。
店舗やオンラインでいつも購入してくださる方のためにも、日常の大切さを改めて実感。
次からは、焙煎する人と販売する人をきちんと分けて、
百貨店に出展しながらも(労働時間的にも)日常通りの生活を送れることが大事だと感じました。
まとめ
百貨店の出展で気づいたことは、日常の店舗営業だけでは気づかなかったことばかり。
この気づきを店舗営業にも活かしたい。
次回はまた秋ごろに出展させていただく予定です!