これまでの人生で乗ってきた車は、
長野へ移住する時に必要に駆られて購入した軽自動車から始まり、
今は親から譲り受けた乗用車に乗っている。
今までこの車が乗りたい!とか、車ほしい!と思ったことがなくて、
無いと不便やから、という感覚で乗れたら何でもいいくらいに思っていた。。
そんな僕ですが5月に2番目の子が生まれ、キャンプシーズンに突入する初夏の時期くらいから、いよいよ車の購入欲が湧いてきたのだ。
購入欲が湧いたからってすぐに買えるもんでもないので、実際に買うのは来春以降になるんだけれど(お金貯めないと)、
36歳にしてようやく車に興味が出てきて分かったことは、今までの僕は何の知識もない状態で車を運転してたのだということ。
無知の怖さを思い知った。
そもそも車ってどうやって動いてるの?ってことを知らなかった。
アクセルを踏んだらエンジンが回ってそれがタイヤに伝わり車が動く、なんてことはもちろん知っているんだけど、
エンジンってどうやって回ってるのかとか、ブレーキパッドって具体的にどんな動きをしてタイヤの回転を止めてるのかとか、そういう細かい部分は何も知らなかった。
そんなとこまで教習所で教えてもらったっけ?
無知のままでも車は運転できるし、事故も起こしたことがない(ゴールド免許!)けど、
これからどんどん便利なモノが発明され続け、自動で運転できます!とか、機械が勝手にあれこれやってくれます!なんて機能が搭載されはじめたら、今よりもっと何も考えずに車を運転することになってしまう。
いや便利に楽になるのはいいことやん!って意見もあるけど、
スイッチ1つで何でもできちゃうとか、世の中のいろんなことがそんな風になってしまうと、便利さと引き換えにどんどん頭を使わない人間になってしまうのではないか、と不安になってしまったのです。
車もそうですが、毎日使っているスマホについても全然知らないよね。
スマホの中身にまで興味を向けるのは専門的すぎて難しいけど、どうやって電波って飛ばしてる?とかその辺くらいは少し興味がわく。
やっぱり身の回りにあって使用頻度が高いものくらいは、どうやって作られているのかとか、どうやって動いているのかとか、そういうことを知ろうとする欲はしっかり持っていたい。
なんで?って好奇心をもつことは、何歳になっても大事なことだな。
その積み重ねが、便利さに負けない、情報に振り回されない、ちゃんと物事の本質を見れる人に成長できるんじゃないかと車の中で思ったのでした。
(でも便利なものも大好きですよ)